メディカルヨガの特徴

何か運動をされていますか?

この質問を女性の方に投げかけると、実に多くの方が「ヨガをやっています」と答えてくれます。

ヨガは立派な運動ですし、心身ともにリラックスできるので素晴らしい選択だと思います。

しかし逆にそれで身体を痛めてしまった、という話も少なくありません。

こんにちは、鍼灸師のリキヤ(@rikiref)です。

身体を痛める1つの原因として、大勢のクラスのためインストラクターが全員の苦手な動作を把握しきれていないという実態があるそうです。

先日、そのような苦手な動作を無理に行わず、その人それぞれに合わせてアドバイスをしてくれるメディカルヨガというのに参加してきました。

今回は、そんなメディカルヨガについてお伝えしようと思います。

この記事のポイント
  • 普通のヨガとの違い
  • 今回、メディカルヨガを教えてくれた方の紹介
  • メディカルヨガの特徴
  • 体験風景

ヨガとメディカルヨガの違いとは

まずは普通のヨガとメディカルヨガの違いについてご紹介します。

一般的なヨガ

一般的に行われているヨガは柔軟性を高めることが主な目的とされています。また共に身体を動かすことによるストレス発散効果や爽快感を得ることができます。

僕はヨガのインストラクターではないのでそこまで詳しくはないのですが、ヨガをやっている患者さんの話では「運動している気になる」とのこと。

ダイエット分野というイメージもあります。

もちろん運動にはなりますしホットヨガでなくとも多少、汗はかくと思います。

じんわり伸びて気持ちいいですしね。

ただ、患者さんをみているとヨガをやっていても身体に良い変化がない、逆に痛めてしまっている方も多く見られました。

一般的な大人数でやるヨガはインストラクターが参加者1人1人を把握しきれていない可能性があるので、無理に伸ばそうとはせず「気持ち良い」くらいに伸ばせば十分かと思います。

また、伸ばすときに力が入ってしまうような動作の場合は軽めに負荷設定して行いましょう。

メディカルヨガ

メディカルヨガでは一つ一つの動きの身体への作用に重きを置き、不調改善に役立たせることが目的です。また、運動を通じ、自ら心身の状態を把握、セルフメディケーションとして役立ててもらうことを目標としています。

「メディカルヨガ」というキーワードで検索してみると高齢者向けなのかな?という情報が出てきます。

高齢者の方でもできるヨガというのも素敵です。

しかしただ負荷が軽いだけのヨガではなくて、その人の動き難い部分を見つけ治療に結びつけるという治療のサポート的な役割も担っています。

詳しい特徴は後でご紹介しますが、今回メディカルヨガを教えてくれたのは月華さんというメディカルヨガインストラクターさんです。

メディカルヨガを教えてくれた月華さん

月華さん

メディカルヨガインストラクターの月華さん。

現在はフリーでインストラクターの活動をしていますがちょっと前までは某鍼灸接骨院で受付兼ヨガインストラクターをしていたそうです。

また、インストラクターとしての活動以外にも会社を作ってみたり、お母さんだったり、タイに1人でルーシーダットンを習いに行ったりと色んなことを経験しているお方。

バスっとストレートに言うタイプの人ですが、ただ自己主張が強いだけではなくしっかり相手のことも考えてくれる話やすいインストラクターさんです。

そして何より、面白い。

パーキンソン病の患者さんを対象にしたメディカルヨガ・ピラティスのクラスも持っているようで、その体験談からリハの一環としてもメディカルヨガは役に立つ運動法と言えるでしょう。

活動の詳細、レッスンをご希望の方は月華さんのブログをご覧ください。

普通のヨガでは身体を痛めやすい?

患者さんの中では身体を動かそうとヨガに行って、逆に身体を痛めて戻ってきたという方がちらほらいらっしゃいます。

これはヨガが悪いわけではなくて、身体が固いのに頑張ってインストラクターさんと同じポーズを取ろうとするからです。

一般的なヨガのレッスンではどこの部分が固くて動かし難いのか、1人1人チェックして内容を変えたり他のバリエーションを教えたりってなかなかしないですよね。

リキヤ
1人のインストラクターさんが把握できる人数って限られているかと思います。

「ヨガ=身体に良さそう」というイメージだけで適当にレッスンを選んでしまうと、逆効果だったりする危険性があるので注意した方が良さそうです。

レッスン内容自体に注意をする、というよりも無理にポーズを取らないということに注意しましょう。

メディカルヨガ3つの特徴

ここからは月華さんのブログを参考にしながらメディカルヨガの特徴をご紹介します。

お灸さん
一緒にヨガのお勉強です。
 「メディカル」という言葉が使われていますが、鍼灸と同じように代替医療となります。通常医療(ドクターが病院で行う通常の治療)とは異なりますのでその辺りご理解いただければと思います。

身体に不調がある方向け

身体の不調というと肩こり、腰痛ですよね。

でもメディカルヨガでは不眠やPMS(月経前症候群)なんかも対象になります。

リキヤ
今回教えてくれた月華さんはパーキンソン患者さん向けにもレッスンをしています。

一般的なヨガでは「身体を動かす」「ストレッチする」という部分を主に重視してレッスンがされていると思いますが、メディカルヨガで対象となるのは筋肉的な部分だけではないんですね。

1人1人の不調や動作を把握して行うので不眠などのような不調にも対応できるのでしょう。

治療のサポート役を務める

受けてみた感覚なのですが、メディカルヨガだけでも身体の不調を改善するような効果は期待できると思います。

リキヤ
呼吸が楽になりましたよ。

しかしメディカルヨガインストラクターの月華さんいわく、治療と組み合わせた方が効果は継続するそうです。

あくまでもメディカルヨガはセルフメンテナンスの一環として行いますが、やはりセルフケアをされていた方が身体は良い方向に向かいやすいので、鍼灸師としても連携していきたいと感じました。

動作分析を行う

一般的なヨガのレッスンとは違い、1人1人の身体の使い方をチェックしながら内容を決めていきます。

何個か簡単なポージングをしてみて、その人の動きが悪くなっている部分をチェックしアドバイスをしてくれます。

なので、動きが悪い部分を無理に伸ばすようなポーズはありません。

リキヤ
頑張って伸ばそうとすると月華さんから注意されます。

普段から頑張りすぎている方は身体の力の抜き方が下手になっているので、ヨガをしている最中でも頑張り気味なのだそうです。

そういう場合はまずは呼吸など内面的な部分から集中してみるといいかもしれません。

筋肉を伸ばすことと並行してリラックスするということも身につけていきましょう。

まとめ

メディカルヨガはそれ単体でも効果はあるのですが、鍼灸などの治療やトレーニングと連携することでその効果を最大限発揮できるようです。

本当に病気になる前段階(未病)でしっかりケアすることによって、生活がしやすくなるのは高齢者でなくとも必要なことだと思います。

そういった部分では東洋医学と考え方が同じだと感じました。

メディカルヨガの特徴
  • その人それぞれの身体の硬い部分をしっかり見てくれる
  • 参加する人の身体の動きによってメニューを変える
  • 筋肉だけでなく不眠やPMSも対象になる
  • 動作分析をし、治療をサポートする

メディカルヨガの体験レポート

柿木園鍼灸・整体院

ここからは当日の風景をご紹介します。

場所は新宿御苑にある「柿木園治療院」でメディカルヨガを体験してきました。

まずはメディカルヨガについて簡単な説明からスタート。

メディカルヨガの説明

ゆっくりと自分の呼吸を感じてからポーズをキメていきます(そんなキツいのはやりません)

足をパタパタ

この足パタパタ、シンプルですがなかなかリラックスできます。

半笑い

リラックスした後はグイーンと伸ばします。

足を伸ばす

伸ばしすぎた

身体が硬い

足を伸ばしたら今度は四つん這いで骨盤をくねくね。

くねくね

最後の方のこのポーズはちょっとキツかった・・・

足上げのポーズ

今回は体験だったため45分くらいでフィニッシュ。

リキヤ
それでも終わった後は呼吸が楽になってました。

園太郎

ヨガは何度かやったことがありますが、メディカルヨガを体験してみて瞑想的なヨガ、というよりも身体的な効果を体験できるヨガだと感じました。

鍼灸やマッサージのような他者から受けるケアではなく、セルフケアでもしっかりと効果を実感することができます。

メディカルヨガは鍼灸やマッサージを定期的に受けに行く方には是非とも体験してほしいヨガです。

おわりに

僕自身、久しぶりのヨガでした。

運動後のストレッチをサボっていたため案の定、身体は固くなっていましたがそれでも無理のないポーズで気持ちよくできました。

メディカルヨガでも、頑張ろうと思えばグイーッと伸ばすことは可能です。

でもポイントのなるのは「頑張らないこと」

自分の呼吸を深く感じながらゆっくりと体重の重さで伸ばしていく。

お仕事で身体も心も固くなってしまった部分をメディカルヨガで解放してみてはいかがでしょうか。

メディカルヨガ、気になった方は月華さんに相談してみてください。