現役セラピストが教える サロンの選び方

こんにちは、鍼灸師のリキヤ(@rikiref)です。

あなたは普段、リラクゼーションサロンには行くでしょうか?

接骨院などではマッサージの時間が短く、もう少しやって欲しいという理由からリラクゼーションサロンに行く方も多いと思います。

でも、実は接骨院などの治療院で行うマッサージとリラクゼーションサロンで行うマッサージは目的が違います。

厳密にいうと、「マッサージ」という言葉が使えるのは医師と「あん摩マッサージ指圧師」だけです。

では、リラクゼーションサロンで行なっている施術は何なのでしょうか。

今回はリラクゼーションサロンとは何をする施設なのか、何を目的とした施術なのか、お伝えしようと思います。

リキヤ
上手なリラクゼーションサロンの選び方についても教えますよ。
この記事のポイント
  • リラクゼーションサロンの目的
  • 気軽に通っても大丈夫か
  • リラクゼーションサロンの選び方

リラクゼーションサロンとはリラックスを目的とした施設

治療院と違い、リラクゼーションサロンで施術スタッフとして働くために国家資格は必要ありません。

日本では国家資格がなければ治療を目的としたマッサージなどの施術ができないため、あくまでリラックスが施術の目的となっています。

リラクゼーションサロンに行くと、最初に「治療目的ではございません」といったことが書かれた一文に目を通して、納得できればサインを求められると思います。

「肩が痛くて上がらない・・」

「今朝、歯を磨いていたら腰がピキッとなった・・」

「足がしびれている・・」

このような状態でリラクゼーションサロンに行くと施術をお断りされると思います。

リキヤ
まぁ、この状態でリラクゼーションサロンに行く人は稀だと思いますが・・

とはいえ、どこに行ったらいいのかわからないためリラクゼーションサロンで筋肉をほぐしてもらおうと考えることもあるかと思います。

僕はリラクゼーションサロンのセラピストを10年以上続けていますが、たまにこのような症状を抱えたお客さんがいらっしゃいます。

しかし、残念ながら国家資格を持っていて治療行為ができたとしても、リラクゼーションサロンで応じることはできません。

あくまでも「リラックス」が目的となります。

肩が痛い、腰が痛いなどのハッキリとした症状がある方は整形外科や接骨院、鍼灸院など治療行為ができるところに行きましょう。

リラックスとは何なのか

何度も言いますが、リラクゼーションサロンでは治療行為はできません。

では、リラクゼーションサロンに行く人は皆、リラックスだけが目的なのでしょうか。

リラックス・・くつろぐこと。ゆったりした気分になること。

リラクゼーションサロンは照明、内装、BGMが落ち着いた作りになっているため、その空間で寝ているだけでもリラックスすることができます。

もちろん、仮眠を取りたいだけの人もいらっしゃいます。

しかし、問診ではないのですが、お疲れの箇所を聞いたり施術中にお話をしていると皆さん必ず不調を抱えています。

その程度が「まだ痛みはない」というだけであって、生活上の問題はないけどそのお疲れによって快適な生活ができなくなっている方が多いです。

 治療院との区別のため「症状」ではなく「お疲れ」と表現しています。

これは、東洋医学でいう未病という状態です。

未病・・東洋医学において、検査を受けても異常が見つからず病気と診断されないが、健康ともいえない状態。放置すると病気になるだろうと予測される状態をいう場合が多い。

リラクゼーションサロンに来る方は本当に未病の状態の方が多いです。

肩、首がガチガチの方や足がパンパンの方、コリ過ぎて頭痛がある方(症状が出ちゃっている)などたくさんいます。

このような方は単純にリラックスしているだけではなく、少しでも未病と呼ばれる「お疲れ」を解消しにリラクゼーションサロンに来ているのではないでしょうか。

リキヤ
このような発言をすると有資格者の方から厳しいお言葉をいただくことがありますが、お許しください。

未病を治すことは治療行為なのか

痛みがあって肩が上がらない、ヘルニアで足がしびれているなどハッキリとした症状がある場合はリラクゼーションサロンの業務範囲ではありません。

しっかり治療院で治療をして欲しいと思います。

では、その前段階である未病の状態を良くしようとする行為は治療行為なのでしょうか?

僕は、用いる施術によると思います。

鍼灸はもちろん、治療行為です。

鍼灸はリラックス効果もあるので、リラクゼーションでもあるのですが人の身体に針を刺したり、火のついたモグサと呼ばれるワタワタを身体に乗せるわけです。

リキヤ
そうなると国家試験という一定の水準は必要ですよね。

骨盤調整やカイロも国家資格ではありませんが、痛みなどの症状を改善させるための治療行為だといえます。

では、マッサージは?

「マッサージ」という言葉を使ってしまうとあん摩マッサージ指圧師の業務範囲を表してしまうので治療行為になってしまうのですが、リラクゼーションサロンで行っているのは正直言って、マッサージです。

 リラクゼーションサロンでは「マッサージ」という言葉が使えないため、「ほぐし」や「ボディケア」なんて言葉で表現しています。ですが、まぁ、マッサージです。

有資格者である僕がこんなことを言ってしまうと怒られるかもしれませんが、誰がどう見てもマッサージですよね。

リキヤ
言葉遊びみたいな感じですね。

リラクゼーションサロンの施術目的は「リラックス」です。

くつろぐ、ゆったりするというのは未病の状態から良い状態にするために必要なのではないでしょうか。

僕はリラクゼーションサロンは未病を治すための一つの施設だと考えています。

資格を取った現在も知り合いのリラクゼーションサロンで働いていますが、そこではハッキリとした症状がある方がきた場合、治療院に行くよう促しています。

うちに来ていただけたら色々やりますが、まずはその方の自宅から近くて通いやすいところに行くように伝えています。

治療院も合う合わないがあるので何とも難しいですが・・

リラクゼーションサロンは気軽に行ってもいいのか

はい、全く問題ありません、と言いたいところですが中には粗悪な店舗、スタッフもいるので少し注意が必要です。

リラクゼーションサロンには様々なスタッフがいます。

アロマの民間資格を持っているスタッフ、僕のように国家資格を持っているスタッフ、整体の学校に通っていたスタッフ、その店舗で研修を受けただけのスタッフ、色々なスタッフがいるためあげていったらキリがありません。

リキヤ
ちなみに僕は「鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師」の国家資格とタイ古式マッサージの民間資格を持っています。

では、この中でどのスタッフが良いスタッフだと思いますか?

正解は、どのスタッフも当てはまりません。

肩書きだけではそのスタッフのことはわからないからです。

もちろん、肩書きがあるとどんなことができてどんな勉強をしてきたのか、ある程度は予測ができます。

信頼感も増すかもしれません。

しかし、研修を終えたばかりの新人スタッフでも話をしっかり聞いてくれて手が合うスタッフもいれば、国家資格や民間資格を持っているからといって偉そうにするスタッフもいます。

正直、こればかりは受けてみないとわかりません。

気軽に行っていいのか?という問いに対しては自分に合っていて謙虚なスタッフがいたら気軽にその人のところに行きましょう、とお答えします。

無資格マッサージの問題

僕ら有資格者がよく無資格者のマッサージについて意見しているのをSNSなどで見かけます。

無資格で知識がないため、ただ力任せにグイグイ押してしまい身体を壊した、ということも起きています。

エステで背中をアザだらけにされた写真もSNSで見かけたことがあります。

こういうことを防ぐためにも無資格マッサージに対する厳しい目はあった方が良いでしょう。

僕自身はリラクゼーションサロンなどの無資格マッサージについて否定的ではありませんが、それでも数週間の研修で現場デビューできてしまうような粗悪な店舗はなくなれば良いと思っています。

また、いずれは「有資格者による一定期間の研修」「資格取得への誘導」などの法律が整うことを願っています。

現役セラピストが教えるリラクゼーションサロンの選び方

自分に合うスタッフが見つかるまで手当たり次第行かなくてはいけないかと言うと、そうではありません。

まずは下調べをしてからお店に行きましょう。

調べておきたいポイント
  • 金額が安すぎないか
  • ホームページはわかりやすいか
  • ホームページがちゃんと更新されているか
  • オイルトリートメントのコースがあるか
  • 店内写真
  • 口コミ

店舗に行く前に、まずはこのくらいはチェックです。

金額が安すぎないか

数年前に60分2,980円のリラクゼーションサロンが流行ったのはご存知でしょうか?

実は僕もこのようなお店で働いていたのですが、当時はものすごくお客さんが来ていました。

リキヤ
繁盛している接骨院並みにお客さんが来ていました。

ひっきりなしに予約が入って対応に追われながら施術をし、1日に300分(5時間)以上マッサージをすることなんてザラです。

そのような状態でスタッフはどうなると思いますか?

もちろん、疲れるわけです。

それはもうヘトヘトです。

その状態でベストな施術ができるのかと言うと、正直言って、できません。

金額が低いため、スタッフの1本あたりの取り分も少なくなります。

 僕のいたお店はそれでもお給料はいい方でした。

金額が安いからといって安易に行ってしまうと、ヘトヘトに疲弊したスタッフに担当してもらうことになるかもしれません。

それでもいいのなら止めませんが、事故のリスクも高くなります。

また、金額が安くなるほど粗悪な店舗が多い印象です。

そこで、リラクゼーションサロンでも60分5,000円以上の金額のところに行くようにしましょう。

ある程度は落ち着いていると思います。

さらに細かくスタッフのモチベーションを下調べしたいのであれば、そのお店の求人を見て、スタッフが1本あたりいくらもらえるのかを調べてみましょう。

リラクゼーションサロンは大体が業務委託契約で、お給料は歩合制がほとんどです。

いくら施術が好き、人と接するのが好きといってもお給料が安かったら生活できないですよね。

綺麗ごと抜きにして、スタッフの取り分を調べるのもオススメです。

ホームページはわかりやすいか

メニューが豊富なのはいいことですが、その分予約を取るときにどれがいいかわからなくなってしまいますよね。

ごちゃごちゃしたホームページだと、自分が思っていたメニューと違った予約をしてしまうことも。

実は、そこで働いているスタッフもメニューを把握しきれてなかったりします。

そのため、お店の入り口となるホームページがわかりやすくないと、間違いが起こる可能性が高くなります。

お客さんにとって親切なページなのかどうか、そこからもそのお店のクオリティを見ることができます。

ホームページがちゃんと更新されているか

ほとんどのお店でブログをやっているはずです。

そのブログがちゃんと更新されているか確認してみましょう。

ブログがない場合は季節限定メニューがあるかどうか確認してみましょう。

ホームページがずっと更新されていない店舗は潰れているか、寂れてしまっている可能性があります。

オイルトリートメントのコースがあるか

海外では治療としてスポーツの現場などでも使われているオイルトリートメントですが、日本ではそこまで普及していないのではないでしょうか。

男性でオイルトリートメントをする人もあまり見ませんよね。

普及しない原因として、お客さんを見ているとわかるのですが、オイルマッサージ=エッチなマッサージというイメージがまだまだあるからだと思います。

それでも、数年前に比べたら随分と減りました。

オイルトリートメント、気持ちいいですもんね。

オイルトリートメントのメニューがあるお店は、女性スタッフがちゃんと在籍している証拠です。

たまにホームページにスタッフ紹介のページがないお店がありますが、その場合はオイルトリートメントがあるのか確認してみましょう。

やはり、男性スタッフだけのお店より女性スタッフもいるお店の方が全体的に雰囲気がいいです。

店内写真

お店の雰囲気が自分に合っていなかったらリラックスできませんよね。

僕の場合は白を基調とした西洋チックな店舗よりもアジアンテイストなお店の方がリラックスできます。

スタッフも大切ですが、その前に店内の雰囲気が自分が好きなものか、店内写真をしっかりチェックしておきましょう。

ホームページに店内のBGMや香りについても説明されていたら、親切なお店だと思います。

口コミ

正直言って、口コミは操作できてしまいます。

「このお店、良かった。口コミ書こう」なんてお客さんから自発的に書かれることは稀かと思います。

つまり、クーポンサイトなどに載っている口コミは純粋な口コミではありません。

もしかしたらスタッフが書いている口コミもあるかも・・

大体がお客さんに「書いていただけませんか?」とお願いしたものがほとんどだと思います。

なので、口コミが本当に信憑性のあるものなのかと言われたらちょっとわからない部分はあるのですが、それでも口コミはチェックしておきましょう。

お願いしたにせよ、「口コミを書いていただけませんか?」とお願いできるお客さんがいることに変わりありません。

お願いできる分だけ、お客さんとスタッフに関係性ができている証です。

口コミ内容も大切ですが、その数を確認してみるといいかもしれません。

おわりに

今回はリラクゼーションサロンの施術目的についてと選び方についてお話しました。

治療院にせよリラクゼーションサロンにせよ、施術をするのは「人」です。

肩書きや資格も大切ですが、一番肝心なのはその人の施術を受けたいかどうかです。

もちろん、入り口として国家資格や肩書きがあると安心かもしれません。

しかし、それはあくまでも入り口であって選ぶのはお客さん自身です。

是非、いいスタッフさんと巡り合って未病を治せることを願っています。

リキヤ
リラクゼーションサロンを上手いこと使ってくださいね。