鍼灸開業届の住所変更

私事ですが、最近引っ越しをしまして非常にバタバタしておりました。

これがただの引っ越しならいいのですが、自宅を事業所として使っている場合は転居届などにプラスして手続きが必要になります。

こんにちは、鍼灸師のリキヤ(@rikiref)です。

今回は僕がたらい回しになり大変だった経験から、出張施術業務の変更納税地の異動についてちょっとお伝えしたいと思います。

出張専門で独立されている先生も、個人事業主ですので当然「納税地の異動届」が必要になります。

独立するということは、いろいろな手続きも自分でしなければならないので注意が必要ですよ。

 引っ越し先が異なる市区町村になる場合の手続き方法です。
この記事のポイント
  • 引っ越したときの出張施術業務の届け出
  • 納税地の異動届

住所変更の手続きの流れ

まずは全体の流れを説明します。

全体の流れ
  1. 引っ越し前の区で「出張施術業務の廃止届」を提出する(保健所)
  2. 「納税地の異動届」を提出する(異動前の税務署)
  3. 引っ越し先の区で「出張施術業務の開始届」を提出する(保健所)
お灸さん
簡単そうですが・・・

いや、まぁ簡単なのですが細かいところを押さえておかないと行ったり来たりしなくてはいけなくなるので注意です。

また、職員さんによってあまり詳しくない人もいるため、流れについては自分で覚えておく必要があります。

リキヤ
僕は行ったり来たりしました。

出張施術業務の届け出について

国家試験の問題でもよく出題される問題なので覚えているかとは思いますが、変更などがあった場合、何日以内に手続きをしなければいけないか覚えていますか?

出張施術業務開始届を提出した施術者も、休止、廃止又は再開した場合は、出張施術業休止届、出張施術業廃止届又は出張施術業務再開届を管轄する保健所に提出してください。(休止、廃止又は再開後10日以内)

はい、正解は10日以内でしたね。

自宅を事業所にしている場合は出張施術業務の届け出も大事ですが、まずは一般的な引っ越しと同じように転出届転入届を区役所に提出する必要があります。

「転出届」と「転入届」について

異なる市区町村へ引っ越しをする場合は「転出届」と「転入届」をそれぞれの区役所へ提出する必要があります。

リキヤ
ご存知かとは思いますが、一応確認してみましょう。
住所変更手続きの流れ
  1. 引っ越し前の区役所で「転出届」を提出する(転出14日前から)
  2. 「転出証明書」をもらう
  3. 引っ越し先の区役所で「転入届」と「転出証明書」を提出する(転入14日以内)

こんな感じです。

 同じ市区町村内での引っ越しの場合は「転居届」を引っ越しして14日以内に提出します。

「転出届」も「転入届」も期日があることに注意です。

引っ越す前に「転出届」を提出して「転出証明書」をもらっておくのが理想的ですが、引っ越してしまった場合は引っ越してから14日以内に手続きを済ませましょう。

出張施術業務の手続き

区役所にて引っ越しの手続きをしたら今度は出張施術業務の手続きです。

 引っ越しの手続きと出張施術業務の手続きは、特に何か証明書を提出する必要がなかったのでどちらが先でも大丈夫かと思います。別枠での手続きですからね。ただ、出張施術業務の手続きの方は10日以内なので注意です。
出張施術業務手続きの流れ
  • 引っ越し前の区内の保健所で「出張施術業務の廃止届」を提出する
  • 引っ越し先の区内の保健所で「出張施術業務の開始届」を提出する

出張施術業務の手続きについては引っ越し先の区での開始届の提出が先になっても、引っ越し前の区での廃止届が先になっても、どちらが先でもいいそうです。

僕はてっきり「廃止届」が先だろうと思っていたので行ったり来たりするハメになりました。

住所変更手続きで使う「転出証明書」のようなものがないですしね。

リキヤ
ややこし。

とはいえ10日以内という制限があるので、同日に両方とも提出を済ませるのがいいでしょう。

リキヤ
免許の原本は忘れずに持って行きましょう。

納税地の異動届について

住所変更の手続きと出張施術業務の手続きが終わったら、今度は納税地の異動届を提出します。

納税地の異動手続きの流れ
  • 異動前の税務署にて「納税地の異動届」を提出する

これだけです。

 「納税地の異動届」は国税庁のホームページからもダウンロードできます。税務署は並ぶ可能性があるので、分かるのであれば事前にダウンロードして記入しておく方が手続きがスムーズです。
お灸さん
簡単ですね。
リキヤ
簡単ですが、注意が必要なんです。

個人事業主は「納税地の異動届」を提出する

基本的に個人事業主は納税地は住所地となりますよね。

税務署でも住所の変更をしに手続きするわけです。

しかし、提出するのは異動届です。

なぜ注意が必要かというと、「異動届」とは別に「変更届」というのが存在するからです。

住所の変更なので「変更届」かと思いきや違います。

「異動届」です。

「納税地の変更届」の説明について、国税庁のホームページにはこう書かれています。

住所を有する方がその住所地に代えて居所地を納税地とする場合、住所又は居所を有する方がその住所地又は居所地に代えて事業所等の所在地を納税地とする場合、又は、居所地又は事業所等の所在地を納税地としていた方がその納税地に代えて住所地を納税地とする場合の手続です。

リキヤ
わかりにくいですね。

つまり、住所とは別の場所を納税地とする場合は「変更届」を提出します。

住所と同じなら「異動届」です。

自宅を事業所として出張届と開業届を提出している場合は「異動届」の方を提出しましょう。

 この「異動届」と「変更届」の違いについてはこちらのサイトがとても参考になりました。合わせてご覧ください。

参考元:税理士 涌井大輔事務所 住所変更したら転居前の税務署に「所得税・消費税の納税地の異動に関する届出書」を提出しよう

住所変更の手続きの流れをおさらい

もう一度、全体の流れをおさらいしましょう。

手続きの流れ
  1. 引っ越し前の区で「出張施術業務の廃止届」を提出する(保健所)
  2. 「納税地の異動届」を提出する(異動前の税務署)
  3. 引っ越し先の区で「出張施術業務の開始届」を提出する(保健所)

押さえておきたいポイントは

  • 「出張施術業務の届出」は10日以内
  • 「出張施術業務の廃止届」は引っ越し前の保健所で
  • 「出張施術業務の開始届」は引っ越し先の保健所で
  • 免許証はお忘れなく
  • 「納税地の異動届」は遅延なく早めに
  • 「納税地の異動届」は引っ越す前の税務署で
  • 「納税地の変更届」と「納税地の異動届」に注意
  • 「転出届」は引っ越してから14日以内
お灸さん
ややこし。
リキヤ
ややこし。

おわりに

なるべくわかりやすいようにを意識しましたが、それでもややこしいですね。

自分で調べてわからなければ、税務署なり保健所なり、直接電話して聞いてみましょう。

僕は1回ではなく、何回か電話して問い合わせました。

いっぺんにまとめて同じ場所でできればいいのですが、ちょっとめんどくさいですね。

手続きはまとめて時間を作って、ちゃちゃっと1日で終わらせてしまいましょう。

なんなら税務署や保健所で全部聞いちゃっても大丈夫です。

しかし、鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師がマイナーな職業のせいか、よくわかっていない担当者もいますのである程度の流れは頭に入れておいたほうがいいですよ。

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