「あー、これはきっと頭痛がしてくるぞ・・・」

偏頭痛持ちの人でしたらこの感覚、わかりますよね。

こんにちは、鍼灸師のリキヤ(@rikiref)です。

頭がズキズキ痛くなるのはとっても困りますよね。

僕も偏頭痛持ちです。

今は偏頭痛が起こる頻度はかなり減りましたが、一度起こると仕事をするのもつらくなってしまいます。

偏頭痛、なんとかならないものか。

今回は頭痛の原因と僕が行なっていた対処法をご紹介します。

もしもあなたが頻繁に偏頭痛が起こるようでしたら頭痛外来を受診したり、鍼灸や漢方を試してみてください。

この記事のポイント
  • 頭痛の種類と対処法
  • 偏頭痛の原因について考えてみる
  • ロキソニンのような痛み止めを毎日のように服用しない

頭痛の種類

頭痛の種類は大きく分けて「筋肉のコリ」が原因になっているものと、ストレスなど自律神経からくるものに分けられます。

筋肉のコリと自律神経、両方とも混合になっている頭痛も多いのですが、タイプによって対処法が変わってきます。

緊張型頭痛の原因と症状

緊張型頭痛は主に「筋肉のコリ」が原因となっている頭痛です。

お仕事でパソコンをずっと同じ姿勢で見ていたり、頭をフル回転させているような環境が原因になりやすいとされています。

根本的な部分を考えると、ストレートネックや姿勢の歪みが原因だったりもします。

長時間の同じ姿勢で首や肩、頭の筋肉が硬まってくるとその下にある血管や神経は圧迫されてしまいます。

そうすると頭にギューっと締め付けられるように痛みが発生。

これが緊張型頭痛のメカニズムです。

血管が圧迫されることによって血流が悪くなり、さらに筋肉は硬くなってしまいます。

こうなるとまさに悪循環。

人によっては頭痛だけでなく吐き気までしてくることがあります。

主にこめかみ辺りがギューっと締め付けられるように痛みます。

緊張型頭痛の特徴まとめ
  • 筋肉のコリが原因
  • 締め付けられるような痛み
  • ひどいと吐き気がする
  • やや女性に多い

群発性頭痛の原因と症状

群発性頭痛は目の奥にある動脈が何らかの原因で拡張しておこるのではないかと言われています。(原因はまだハッキリとはわかっていません)

アルコールやタバコ、気圧が誘発原因とされています。

特徴として、片側の目の奥がえぐられるような痛みがあります。

なかなか耐えがたい痛みで、じっとしていられなくなるほどのようです。

1〜2ヶ月間、集中しておこり同じ時間に痛みが出るのも特徴です。

群発性頭痛の特徴まとめ
  • アルコールなどがトリガーとなる
  • 片側の目が痛む
  • 一定期間、集中しておこる
  • 同じ時間に痛みが出る
  • 男性に多い

偏頭痛の原因と症状

僕もたまに起こるのがこの自律神経の不調からくる偏頭痛

程度にもよりますが、ひどくなると本当に動けなくなるくらい痛いです。

こちらはハッキリと原因がわかっているわけではないですが、頭の血管がなんらかの原因で拡張しすぎた結果、神経を圧迫して痛みが出ると言われています。

痛みの特徴としてドキンドキンと、心臓に合わせて痛みが襲ってきます。

血管の拡張が原因だとすると、血液が流れるときに血管は拡張するのでそれでドキンドキンといった拍動性の痛みが出るのだと思います。

立ち上がったり動いたりすると血流が促進されるので痛みが増悪してしまいます。

痛みが出る場所の特徴として両側に痛みが出るのではなく、頭痛の名前の通り片側だけに痛みが発生します。

また、人によって誘発される原因は様々です。

明るい場所にずっといると出たり、チョコレートを食べると痛くなったりとハッキリと「これが原因」とはいえません。

でも、偏頭痛持ちからすると経験上どんな環境にずっといると起こりやすいかがわかってくるもの。

僕の場合は明るい蛍光灯の光をずっと見ていたり、昼寝をしすぎたりすると痛みが出ます。

また、偏頭痛が起こる前兆として目がチカチカする「閃輝暗点」が起こる人もたまにいます。

女性に多いのも特徴です。

偏頭痛の特徴まとめ
  • 自律神経の不調が原因とされている
  • 拍動性の痛み
  • 片側だけ痛む
  • 閃輝暗点が起こる場合がある
  • ひどいと吐き気がする
  • 女性に多い

偏頭痛が起こるメカニズムについて

まだ原因がハッキリとしていない偏頭痛。

しかし、大体こんな感じだろうという予測は立てられますので、ちょっと考えてみたいと思います。

CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)

また難しい名前が出てきましたね。

CGRPとは何か。

まず、偏頭痛が起こる原因として血管の拡張があると前述しました。

誘発原因への接触やストレスなどからくる自律神経の乱れなどで脳の血管が拡張してしまうと三叉神経という神経を圧迫してしまい、そこからCGRPという炎症にも関係する物質が放出されます。

このCGRPが放出されることによってさらに血管が拡張され、痛みとして脳に伝わっているのではないかと言われています。

また、この脳に痛みが伝わる最中に嘔吐中枢も刺激されて吐き気もおきたりします。

お灸さん
偏頭痛で吐き気がおこるのは嘔吐中枢が刺激されるからだったんですね。

CGRPは軸索反射という反射とも関係しています。

「軸索反射」

神経末端に生じた興奮が神経の分岐に沿って逆行性に伝播する現象。鍼刺激によりポリモーダル受容器が興奮すると、軸索反射によって受容器末端から神経伝達物質が放出され、コリン作動性神経の末梢血管に働いて血管拡張(フレア)、膨疹(浮腫)が生じる。

国試黒本/鍼灸あマ指師編・下巻

鍼灸は血管を拡張させる作用を使っても治療しています。

緊張型頭痛でしたら筋肉を緩め血流をよくする治療をするのですが、偏頭痛の場合は自律神経のバランスを整えるような治療を行います。

セロトニン

もう1つ、血管を拡張させる物質でセロトニンがあります。

脳にとってセロトニンは精神を安定させたり質の高い睡眠を取るためには重要な物質なのです。

でも、セロトニンの働きはそれだけではなくて血管を収縮させる働きもあります。

これによって、出血したときに血管を収縮させて止血に貢献しています。

ストレスなどの刺激を受けると、心を安定させようと過剰にセロトニンが分泌されます。

すると、血管がギューっと収縮。

そして時間がたってセロトニンがウォッシュアウトされると、その反動で血管が余計に拡張します。

血管が拡張することによってCGRPと同じく、神経を圧迫して痛みを感じます。

考察

リキヤ
偏頭痛はよく「ストレスが原因だ」なんて言われてますが、セロトニンとCGRPの観点から整理してみます。
偏頭痛がおこる流れ
  1. ストレスを感じる
  2. ストレスに対抗しようとセロトニンが分泌
  3. 血管が収縮
  4. 反動で血管が拡張
  5. 三叉神経を圧迫してCGAPが放出
  6. さらに血管が拡張され痛みとして脳に伝達

こんな感じでしょうか。

それぞれの頭痛の対処法について

リキヤ
では、それぞれの頭痛の対処法を考えていきましょう。

緊張型頭痛の対処法

こちらの頭痛は主に筋肉のコリが原因です。

なので、対処の仕方としては筋肉を柔らかくすることです。

単純にコリをとるためにはマッサージ、ストレッチ、お風呂に浸かるなどがあります。

肩を回したり背伸びをしたり、仕事の合間にちょっと動かすだけでも変わってきます。

特にこまめに筋肉を動かすのは効果的だと思われます。

僕もパソコン作業などでずっと同じ姿勢が続くときはつらくなってきたら短時間ですがストレッチをするように気をつけています。

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群発性頭痛の対処法

緊張型頭痛と違い原因がハッキリとしないため、対処も難しくなります。

まずは誘発原因となるアルコール、タバコは控えたほうが良さそうです。

また、一定期間に集中しておきるためその期間はお薬で抑えて、期間が過ぎて痛みが落ち着いたらアルコールを飲んでも大丈夫とされています。

とはいえ、控えていた方が安全そうです。

偏頭痛の対処法

偏頭痛の場合も単純に筋肉を緩めればOKというわけにはいきません。

血管が拡張してドキンドキンと痛みが発生しているため温めたりマッサージしたりして血流をよくしてしまうと余計に痛みが強くなってしまいます。

根本的に解決をするためには原因となるストレスを緩和しなければなりません。

ただ、僕の場合は目が疲れてくると偏頭痛が出ることが多いです。

偏頭痛持ちの方はブルーライトなどの光を極力避けたほうがいいでしょう。

自分の偏頭痛は何が誘発原因になるのか、チェックしておくとある程度の対処はできますよ。

対処しきれずに痛みが出てきてしまった場合は拡張しすぎた血管を収縮させるために「冷やす」ことが大事です。

「冷やす」です。

痛みが出ているところや、首の後ろなんかを冷やしてあげてください。

なるべくお薬には頼らないで、まずは冷やして様子を見てみましょう。

頭痛のまとめ

頭痛のタイプ
  • 締め付けられる痛み=緊張型頭痛
  • 目がえぐられる痛み=群発性頭痛
  • 拍動性の片側の痛み=偏頭痛

ただ、どれか1つだけでしたらまだいいのですが混合型も多いです。

一人で悩まずに、まずは相談してみましょう。

おわりに

偏頭痛が頻繁に起こらないのであれば痛み止めに頼るのもアリだと思います。

しかし、頻繁に飲むまなければいけない状況なら何か対策を考えなければいけません。

頭痛外来であったり鍼灸治療院であったり、相談することが大切になります。

緊張型頭痛ならすぐに良くなる可能性もありますが、長いあった偏頭痛となるとすぐに良くはならないかもしれません。

しかし、だからといって痛み止めに頼ってばかりはいけません。

辛いですが、生活習慣も見直しながら徐々にやっていきましょう。

また、今回紹介した頭痛以外でも病気の前兆として現れている頭痛もあります。

もしも長いこと続いていたり痛みが増していくようなら病院でみてもらいましょう。

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痛み止めの飲み過ぎで起こる薬物乱用頭痛というのもあります。逆に頭痛を悪化させないためにも痛み止めとはうまく付き合わなければいけません。