
綺麗な青色のハーブティーをご存知ですか?
僕は以前、ビューティーワールドジャパンというサロン向けのイベントにて初めてバタフライピーを知ったのですが、本当に綺麗な青色なんです。
今回はそんな綺麗な青色のハーブティー、バタフライピーの効果や注意点、原産国について調べてみました。
目次
バタフライピーが青いのはアントシアニンの色
写真ではちょっと緑色っぽいですが、本当に綺麗な青色をしています。

そう思ってバタフライピーの画像を調べていたら青色の花が出てきました。
バタフライピーの青色は着色料ではなく、お花から出た色でした。
バタフライピーにはブルーベリーでもおなじみのアントシアニンという成分が含まれていて、そのアントシアニンの色がキレイな青色となって溶け出しています。
アントシアニンが含まれている植物は他にもアサイーやベリー類、赤シソなど触ってコネコネすると手に色がつくような植物に含まれています。
なんと、バタフライピーに含まれるアントシアニンの量はブルーベリーの4倍にもなるそうです。
普段のお茶を1杯だけバタフライピーにするだけでもアントシアニンによる恩恵が受けられるかもしれませんね。
原産国はタイ
バタフライピーの原産国は微笑みの国、タイです。
どうやらタイでは公園などでも見かけるようなメジャーなハーブだそうで、お菓子などを青く染めるときに使われているそうです。
こんなキレイな花があちこちで見かけることができるなんて、さすが微笑みの国。
僕は以前、タイのバンコクに1ヶ月ほど滞在しておりましたが、見かけませんでした。
ちなみにバタフライピーとは英名での呼び方で、原産国であるタイではアンチャンと呼ばれているそうです。
また、日本での呼び方は蝶豆です。

バタフライピーはマメ科の植物
日本では蝶豆と呼ばれているバタフライピー。
バタフライピーは実はマメ科の植物で、主に使用されるのはその花の部分。
マメ科なので、飲むとほんのりマメの香りがあります。
また、どうやら根には少しだけ毒性が含まれているそうで下剤なんかで使われているとのこと。
葉っぱは飼料に、未熟な豆の部分は食用として使われています。
花の部分が主に使われているのですが、どうやらバタフライピーは丸々利用することができる植物だったんですね。
バタフライピーの効果はアントシアニンによるものだった
バタフライピーに含まれている成分で注目すべきなのはアントシアニンの多さです。
その含有量はなんとブルーベリーの4倍にもなるそうな。
では、アントシアニンは身体にどんないい効果をもたらしてくれるのでしょうか。
抗酸化作用
喫煙や紫外線、日々のストレスによって身体は酸化していきます。
この身体を酸化させるものが悪玉活性酸素(ヒドロキシルラジカル)です。
身体は酸化が進むと高血圧やメタボなど病気の原因になったり、シミやシワを増やす原因となってしまいます。
アントシアニンにはこの悪玉活性酸素を取り除いてくれる働きがあるので、身体の酸化を防ぐ効果が期待できます。
眼精疲労の改善
アントシアニンは眼精疲労に良いってことは有名ですよね。
では、なぜ眼精疲労に良いのでしょうか。
網膜にはロドプシンという光受容色素があります。
このロドプシンが光の情報を脳に送っているのですが、パソコンやスマホで目を酷使する状態が続くとロドプシンの再合成が遅れてしまいます。
そうなると、目がショボショボしたりかすんだりといった眼精疲労の症状が出ることに。
アントシアニンにはこの、ロドプシンの再合成を促進する働きがあるとのことです。
デスクワークのブレイクタイムにバタフライピーでアントシアニンを補給してロドプシンの再合成を助け、眼精疲労とおさらばしてみてはいかがでしょうか。
血流促進
中性脂肪が高くなると血液がドロドロになってしまい動脈硬化のリスクとなってしまいます。
アントシアニンには中性脂肪を下げてくれる効果も期待でき、中性脂肪が下がることによって血液がサラサラと流れやすくなり血流がアップします。
また、血流がアップすることから原産国であるタイではバタフライピーが育毛剤やシャンプーにも使われているそうです。
どうやらタイにあるアバイブーベ病院というところで製造しているそうで、なんだかその病院ではスパもあるみたいです。
ハーブを使用したサプリやスキンケア製品で有名なアバイブーベの総本山ともいえる病院であり、その敷地内には病院だけでなく、アバイブーベ タイ医学博物館、アバイブーベ デイスパ、アバイブーベ タイマッサージ センター(タイ医学クリニック)、アバイブーベ スパキュイジーヌ レストラン など、一日いても飽きないくらい、様々なアクティビティが揃っている
タイランド画報さんではアバイブーベ病院の画像がたくさん掲載されているのでのぞいてみてください。
バタフライピーには今回紹介した3つ以外にもこんな効果が期待できます。
- 抗炎症作用
- 鎮痛作用
- メタボの改善
- 生活習慣病の改善
などなど
ハーブティーとして簡単にアントシアニンが摂取できるのは嬉しいですね。
アントシアニンの摂取方法
他の身体にいいとされる成分と同様、一度にたくさん摂ればその分身体が良くなるなんてことはありません。
サプリメントで定期的に摂取するのもいいですが、ジュースを飲む代わりにバタフライピーを飲んでアントシアニンを摂取するのはいかがでしょうか。
温かいハーブティーはリラックスできますし、ブレイクタイムにぴったりだと思います。
妊娠中や生理中は注意が必要
アントシアニンによる恩恵で身体にとって嬉しいことの多いバタフライピーですが、妊娠中や生理中のときは少しだけ注意が必要です。
バタフライピーにはアントシアニンの他に、子宮を収縮させる作用や血小板の機能を抑制する成分が含まれているそうなので、流産のリスクや出血量が多くなる可能性があるとされています。
どれほどそのような効果があるのかはわかりませんし薬ほどの効果はないとは思いますが、飲まないほうが安心でしょう。
もしもどうしても飲みたい場合にはお医者さんに相談してみてください。
バタフライピーって美味しいの?
肝心の味ですが、正直言ってバタフライピーを単体で飲むとそんなに美味しくないかも。
マメ科の植物なのでほんのりマメの香りがしますし、苦手な人は苦手だと思います。
とはいえ、香りがすると言ってもほんのりですので、特に目立った特徴の味がするハーブティーではありません。
なので、そこを利用して他のハーブと混ぜてみたり炭酸で割ってみたり、いろんな楽しみ方ができそうですね。
実際、そのキレイな青さからデザートにも使われています。
僕はレモングラスなど、他のハーブと混ぜて飲んでいます。
バタフライピーは香りと味にそれほど特徴がないため、混ぜても違和感なく飲むことができますよ。
あと、夏場はこんな感じで麦茶感覚で飲んでいます。
ちょっと色が綺麗じゃないですね。
冷やして飲む場合はバタフライピー単体でも、美味しくいただけました。
おわりに
僕自身、目が疲れにくくなったという効果を実感しています。
お薬とは違うので「効きます」とは言えませんが、ジュースなどを飲むよりかは身体にいいと思います。
ジュースに含まれている糖分もすごいですしね。
味には特徴のないバタフライピーですが、アントシアニンの恩恵を受けるためにも日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。