ウォシュレットの正しい使い方

こんにちは、鍼灸師のリキヤ(@rikiref)です。

あなたは普段、ウォシュレットを使用しますか?

僕は使用します。

紙で拭くよりも衛生的ですし、キレイになることからスッキリしますよね。

温水なのでなんとなく気持ちいいですし。

しかし、長時間ウォシュレットを使い続けると肛門に良くない影響があるかもしれません。

洗いすぎで排便反射が起きにくくなる、なんてことも。

今回は、ウォシュレットの長時間の使用による身体への影響について考えていきたいと思います。

この記事のポイント
  • 温水便座症候群とは
  • ビデの使いすぎにも注意

ウォシュレットの使いすぎにより起こる温水便座症候群とは

用を足した後に清潔にするためにウォシュレットを使用すること自体は良いことです。

紙で拭くよりも衛生的でしょう。

しかし、なんでもやりすぎは良くありません。

ウォシュレットも同じです。

手を洗いすぎ、身体を洗いすぎ、顔を洗いすぎ、なんでも洗いすぎると逆に荒れてしまったりしますよね。

肛門だって同じです。

デリケートなんです。

では、ウォシュレットの使いすぎによって起こる温水便座症候群にはどのようなものがあるのでしょうか。

温水便座症候群
  • かゆみ
  • 痛み
  • 排便機能の低下

このように、基本的には洗いすぎによる「かぶれ」が主な症状となります。

洗いすぎによる肛門掻痒症

肛門掻痒症とは、肛門がかぶれてかゆくなってしまうことです。

そもそも、肛門の前にある直腸は粘膜上皮ですが、肛門は皮膚と同じ重層扁平上皮です。

皮膚の重層扁平上皮は外部からの刺激から守ってくれるバリアの役割があるのですが、過剰な洗浄によりそのバリアは崩れてしまいます。

手の洗いすぎで手が荒れた、なんて経験をしたことがある人は多いはず。

これは、肛門にも同じことが言えます。

また、皮膚には常在菌というものが存在していて、その常在菌によっても身体は守られています。

洗いすぎることによってこの常在菌の数も減ってしまい、刺激に弱い肌となってしまうことに。

不衛生な状態でも肛門掻痒症になりますが、逆にウォシュレットの使いすぎによって清潔にしすぎてもこれらの皮膚のバリア機能が低下してしまい肛門掻痒症になる可能性があります。

排便機能の低下

排便には様々な身体の働き、要因があります。

基本的には便が降りてくるまでは自分の意思とは関係なく行われます。

最後の部分になると普段は閉じている内肛門括約筋が緩み、便意を感じることができます。

内肛門括約筋は自分の意思とは関係なく緩むので、それだけでは便が漏れてしまうため自分の意思でコントロールできる外肛門括約筋によって排便をコントロールしています。

普通は朝起きて動いたり水を飲んだりすることによって便が降りてきて排便する、という流れが自然に起こるのですが、ウォシュレットを長時間使用したり直腸まで洗うようなことをしているとその刺激に慣れてしまい、自然と排便することができなくなってしまう可能性があります。

普段からウォシュレットの刺激によって排便を促していると、ウォシュレットなしでは排便できない身体になってしまうかもしれません。

また、下剤に慣れてしまい、下剤を使用しても排便ができなくなってしまうことがあるように、ウォシュレットの刺激にも慣れが存在します。

ウォシュレットの刺激に慣れてしまうと水圧をあげたり長時間使用しないと排便できなくなり、ますます肛門にとって良くない状態に。

ウォシュレットで直腸まで洗っていると排便機能も低下し、肛門にも良くない影響を与えるという悪循環に陥ってしまいます。

ビデの使いすぎにも要注意

ウォシュレットにもう1つある機能がビデ。

これは女性がデリケートゾーンを洗うときに使用する機能です。

デリケートな部分ですので清潔にしていた方がいいのですが、洗いすぎるのも良くありません。

膣内にも皮膚と同じように常在菌が存在し、膣内のpH値を弱酸性に保ち、雑菌などから守ってくれています。

疲れやストレスなどでもこの常在菌のバランスは崩れるのですが、当然洗いすぎによっても崩れてしまいます。

そうすると膣カンジダや膣トリコモナスといった病気になってしまうことも。

そもそもビデは膣内ではなく外側を洗うものです。

また、水圧も強めにはせず短時間で済ますようにしましょう。

ウォシュレットの正しい使い方

ウォシュレットは正しく使えば紙で拭くだけよりも清潔に保つことができます。

ウォシュレットの使い方
  • 排便後に使用する
  • 水圧は1番弱めで
  • 洗う時間は5秒くらいにする
  • 洗った後はトイレットペーパーで優しく拭く
お灸さん
サッと優しく洗うのがポイントですね。

キレイにしたいからといって洗いすぎることは逆効果です。

サッと流すだけでもキレイになります。

また、洗うときは直腸に水が入らないようにお尻を締めた状態で洗いましょう。

おわりに

肛門は皮膚と同じでデリケートです。

顔や身体はお風呂に入った後、化粧水をつけたりボディクリームをつけたりアフターケアをすると思います。

では、肛門にはするでしょうか?

おそらく多くの人はしないと思います。

リキヤ
「しろ」と言っているわけではありませんよ。

でも、肛門も同じ皮膚なんです。

洗いすぎるとせっかくのバリアが崩れてしまいます。

洗う場合は乱暴に扱わずに、優しく洗ってあげましょうね。

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