【身体を温める「熱」について】〜過去記事の訂正と反省〜

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こんにちは。反省中の鍼灸師、リキヤ(@rikiref)です。

以前に【カイロの効果的な使い方】という記事を作りましたが、今は非表示にしております。

この記事の内容としてはカイロを貼る位置として、体幹(胴体)にある「太い血管」を狙って貼るべしっ!そこにカイロを貼って温まった血液を手や足に流しましょう、といった内容で3ヶ所貼りましょうと紹介していました。

非表示にした理由はその記事の内容が不適切だったためです。

今回は【なぜ不適切なのかという解説】と、反省文のような内容となっております。

カイロの熱について

まずは訂正する前にカイロの「熱」について説明していきます。

身体を温める「熱」には「乾熱」「湿熱」とざっくり分けて2種類の熱があります。

「乾熱」ってなーに

「乾熱」とは、その名の通り水分を含まない乾燥した熱です。

表面はしっかり温めてくれますが、暖かさが伝わるのは表面の浅いところまで。じんわり深部まで温めるにはちょっと物足りない感じ。

でも、水分を含まないため身体が濡れてしまったりとか後処理をしなくていいためお手軽に使える熱です。

カイロやハロゲンヒーター、エアコンなんかがこの「乾熱」です。エアコン、乾燥しますよね・・・

「湿熱」ってなーに

「湿熱」とは水分を使った熱のことです。

「乾熱」とは違い、熱の伝導生が高いため身体が温まりやすいのが特徴です。

身体を芯から、じんわり温めるには「湿熱」を使った方がポカポカしてきます。

ただ、水分を使っているため身体が濡れた状態のままだとせっかく温まったのに、水分の蒸発とともに体温も下がっていってしまうので注意でございます。

お風呂や湯たんぽ、パラフィン浴(ろうそくの材料のパラフィンを使った温熱療法)なんかが「湿熱」です。

「乾熱」は血管を温めるのか

さて、「乾熱」のカイロは太い血管をしっかりと温めてくれるのでしょうか?

乾熱」と「湿熱」を使い血流量の増加を調べる実験では、「湿熱」では増加が認められたが「乾熱」では優位な増加は見られなかったとあります。(参考論文:ホットパックの湿熱法と乾熱法との違いが筋血流量に及ぼす効果
 
血管は体温が上がると拡張するので、「乾熱」では血管を温めるほどの効果は期待できないと考えられますね。
つまり、カイロでは全身を芯から温めるような効果はちょっと期待できないかな・・・ちょいと残念・・・

訂正のために使われなくなった図

血管の流れを説明するために図を描いたんですよ、ペンタブで。

それはもうクニャクニャの図なのですが、初めてのペンタブで目が痛くなりながらそそーっと頑張って描きました。

というわけで、ちょっと載っけさせてくださいませ。えぇ、見せれるほどのモノではございません。でも、載っけさせてください。

まずはこちら↓

心臓から出てすぐのヘアピンカーブした「大動脈弓」という血管を狙って肩甲骨の間に貼りましょう、というのを紹介したくて描きました。

が、まずカイロの熱でここを温めるにはちと無理があるかな・・・

でも、肩甲骨の間には「風門」とか「身柱」というツボがあります。ここを温めてあげるとリラックスできたり身体が温まったりといった効果が期待できますので貼るのはOK。

あと、寒いと背中は丸くなって固まりやすいので、そういった意味でも肩甲骨の間に貼って表面でも温めてあげるのはオススメです。

続きましてこちら↓

刺股を思わせるこちらの図、「腹大動脈」でございます。これは、ヘソ下を温めましょうというのを伝えるために描きました。

この血管もカイロの熱では厳しいですが、ヘソ下には「丹田」というパワーが集まるツボがありますのでここめがけてペタッと貼るのはOK。

僕は学生時代、「太衝」(足の親指と人差し指の間の腱をなであげていって指が止まるところ)とヘソ下にカイロを当てて仰向けになり瞑想しておりました。「オーーーーム、オーーーーーム」なんつって瞑想してました。

あ、宗教とかではなく、自律神経訓練法みたいな感じで精神を落ち着かせるためですよ。めまいとかが結構そのときありましてね・・・結構落ち着きます。

最後はこちら↓

プリリンっ!お尻です。というより仙骨の場所を説明したかったのです。

ここに貼って「総腸骨動脈」を温めようという解説をしましたが、これも無理があります。

ただ、仙骨にはツボもありますし、お尻は案外冷えたりするのでここに貼るのはOK。

僕も仙骨にカイロは昔から貼っております。

以上、3つの図を紹介させてもらいました。ありがとうございます。

しっかり温めるには「湿熱」を使おう

じんわりと芯から温めるには「湿熱」を利用しましょう。

身体が冷え切って眠れないときには「湯たんぽ」を布団の中に忍ばせて寝るのがオススメです。あ、タオルに包んで、ヤケドに注意してくださいね。

カイロを使うのなら「蒸気の温熱シート」がなかなか熱くなりすぎずにじんわり暖かくて気持ちよかったです。ただ、肌に直張りするタイプはかゆくなる人もいるかも・・・

冷え対策にはこちらもご参考にどうぞ→【中からじっくり温めよう】

おわりに

さて、今回は訂正の内容でお送りしました。

健康の情報を扱うものとして深掘りが足りずに不適切な情報を流してしまいました。

まだまだ未熟ですが、今後はさらに深掘りをして時間をかけてブログを作っていこうと思います。が、また何かあればドンドンご指摘いただければ嬉しいです。

それでは、お大事にー。




2 件のコメント

  • 訂正の記事をキチンと載せることも含めて
    とても参考になりました。

    確かに同じ温度でも湿度が高い部屋は暖かく感じますし
    乾燥した部屋は逆に感じますもんね。

    すると、ちょっと気になるのは
    お灸の熱ですね。

    透熱灸は小さいし直接なんで関係ないかもしれませんが
    棒灸や箱灸みたいに熱量で温めるぞって感じの灸は
    どちらにあたるんでしょうかね?

    自分でも考えてみます!!

    • 宮崎さん

      コメントありがとうございます!

      お灸の熱ですが、ビワの葉灸やショウガ灸などの隔物灸は「湿熱」という記事がありました。
      ただ、棒灸や箱灸は「乾熱」となっていました。

      しかし、記事数が少ないため正直あまりわかりませんでした。

      何かわかりましたら、教えていただければありがたいです!

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